USB-C見分けナビ

USB-C見分けナビ— USB-C Cable Advisor

USB-Cケーブルの型番・性能表記から、電力、転送速度、映像経路の確認項目を整理します。

USB-Cの形だけでは能力を決められません

USB-Cはコネクタ形状です。給電、データ、映像の可否と上限は、ケーブル、接続元、接続先それぞれの仕様で決まります。太さ、硬さ、色、付属品かどうかといった外観から、速度・電力・映像対応を判断することはできません。型番とメーカー仕様、性能表示、認証表示を照合してください。

電力では、3 Aケーブルで20 Vを契約する場合の上限が60 W(20 V × 3 A)です。USB PD 3.1でEPRが導入される前の上限は、20 V・5 Aによる100 Wでした。USB PD 3.1のEPRは、対応する充電器・ケーブル・受電機器がそろう場合に最大240 W(48 V・5 A)までを定義します。e-markerはケーブルがUSB PDのDiscover Identityに応答して返す識別情報であり、5 AやEPRのケーブル能力を伝えるために使われます。e-markerや電力表記だけで、接続した機器がその電力を使えることまでは示しません。

USB-IFの消費者向け性能表記は USB 5Gbps / 10Gbps / 20Gbps / 40Gbps / 80Gbps です。製品に記された値は信号速度の区分であり、実際の転送量や対応機能を単独では保証しません。DisplayPort Alt Modeは、対応するUSB-Cポート・接続先・必要な信号を備えるケーブルで成立します。USB 2.0 Type-CケーブルはSuperSpeed信号とAlt Mode用SBU信号を実装しないため、Alt Modeには使えません。

ThunderboltはUSB-C形状を使う別の認証・機能要件です。Thunderbolt 4は40 Gbpsを必須要件とし、Thunderbolt 5は最大80 Gbpsの双方向帯域を定義します。Thunderbolt 5の最大120 Gbpsは映像量が多い場合のBandwidth Boostであり、すべての通信や任意のUSB-Cケーブルに当てはまる速度ではありません。世代表記と製品仕様を確認してください。

一次資料(2026年8月13日確認)